「2016年4月」一覧
治療の目的
2016年4月11日
世の中に色々治療院があります。そこで行われている治療法もそれぞれ違います。
ただ、どれが良くてどれが悪いなどと言う事ではなく、何の目的で行っているかが非常に重要です。
痛みを取り除く治療・筋肉を柔らかくする治療・血液の流れを良くする治療・骨盤を整える治療・背骨をまっすぐ伸ばす治療・炎症を抑える治療 などたくさんあります。
セルフケア〔自己管理法〕でも、安静が必要な場合・運動が必要な場合・筋トレが必要な場合・脳トレが必要な場合 たくさんあります。
貴方が望みを叶える近道は、適切な治療法を選択する事です。
貴方が望む本当の結果とは何か?
どんな医療機関に行かれても、ご自分の思いをしっかり伝え、それに対し理解できる説明をしてもらい、十分納得して治療を受ける事が貴方の望む結果を叶える為に必要な事になります。
また患者さんはご自身の望む治療を選択する権利があり、医療機関は選ばれる為に伝える努力をする必要があります。ですから遠慮せずに心に思う事を伝えましょう。また目的が達成できる治療法・治療院を選択しましょう。
一時的に望む結果と、本当に必要な結果は違う?
失いたくない事や起きてほしくないと思う事〔手術や介護など〕を真剣に考えると、治療法の選択も変わるかもしれません。
大切な事は、こんなはずじゃなかったと後悔しない選択をする事です。
人間万事塞翁が馬
2016年4月8日
私の好きな言葉を紹介します。
昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が、胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。
人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという。
この話は、中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に書かれています。
「人間万事塞翁が馬」〔じんかんばんじさいおうがうま〕の「人間(じんかん)」とは日本で言う人間(にんげん)の事ではなく、世間(せけん)という意味で、「塞翁」というのは城塞に住んでいる「翁(おきな)=老人」という意味です。
出来事には何が不幸の種になるか、何が幸せの種になるか予想できない。という例えに使われます。
どうにもわからない未来ですが、この考え方があれば一喜一憂する様な感情の乱れをコントロールし、より良い未来を手にする事が出来る様に思います。
幸せは不幸の顔してやって来る!
チャンスはみんな平等に与えられ、それをつかむかどうかだ!
要は幸せの種や不幸の種に氣づけるか、どうとらえるかにかかっています。
実際、今幸せと感じている根っこの所には、苦しみを乗り越えた軌跡が残っているはずです。
苦しみを受け入れ、前向きなチャレンジを始めているとしたら、すでに貴方は幸せに向かっていますよ(^-^)/
姿勢について【パート2】
2016年4月7日
パート1の続きです!
姿勢のコントロールシステムに異常が生じた状態が続くと、歪んでいる姿勢を正常と認識しアンバランスな身体の動きが習慣化されます。
その結果、運動器障害と言われる筋肉や関節の痛みや変形、機能不全といった問題が生じます。
私たち人間の脳は生命維持のためのセキュリティ機能を備えています。痛みを察知したとき私たちの体は動きを抑制します。この抑制された動きを悪弊〔あくへき〕といいます。
この悪弊は、大脳の前頭前野と言われる場所に記憶されます。
姿勢を正常にコントロールするには、脳幹と小脳からの不随意運動〔無意識〕と大脳に記憶されている随意運動〔意識〕の2つの調整が必要になります。
痛みはもちろん、姿勢が問題で生じているあらゆる症状や猫背・O脚などの変形も、上記の調整が改善されなければ、どんな矯正をしてもどんな運動をされても、脳の反射によって何度でも繰り返されてしまいます。
姿勢を改善するという事は、脳の機能を活発にすると言う事で、健康になる為のポイントになります!
是非とも、こだわりたい所ですね (^-^)/