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中津留鍼灸整骨院 身体機能回復センター

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『ほどほど』の運動量?

2016年3月16日

心の話

『ほどほど』にしましょう!よく聞く言葉ですが、実際はどれ位の事なんでしょうか?

運動器と言われる関節や筋肉や靭帯でお話しすると、基本的に過剰な運動ストレス〔ほどほどを超えるストレス〕が加わると炎症を起こします。痛みが発生すると脳による制御機能で、動きを抑制し、ストレスのかからない状態にして、痛んだ組織を修復させる回復メカニズムを自然治癒力と言います。

40歳を超えると、年齢と共に嫌でも運動能力は低下してきます。頭の中での自分はまだまだ若い!「このぐらいの事で」と思いたいが体がついていかない。自分では大した事ないと思っている行動が、体にしてみたら過剰なストレスになっている事が多くなります。

この現実はなかなか受け入れ難い事ですが、痛みのコントロールをする事においては非常大切な事です。

特に健康志向の強い方で、フィットネスなどで体を鍛え、筋肉強化する事で健康になれると思われている方に陥り易く、頑張るほど痛くなり最後は運動が出来なくなるという本末転倒な結果になる事も少なくありません。

そこで賢人の言葉をお借りすると、

『過ぎたるは及ばざるが如し』や『及ばざるは過ぎたるより勝れり』などがあり、やり過ぎは良くない事を教えています。

じゃあ健康を維持する丁度よい運動量とは、食事の量と同じ考え方で言うと、『腹八分目は医者いらず』『腹七分目はクスリいらず』『腹五分目は病しらず』と言いまして、自分がやれる50%の運動量をほどほどの運動量といいます。

要するに全然物足りないぐらいの運動量ですから、一生懸命運動している人にとっては我慢が必要で、運動しない人にとっては、こんなので効くの?と疑いたくなるぐらいの運動で良いのです。

このほどほどの運動量は、あくまで体に不調のある方や健康維持を目的にされている人へのおすすめの量となります。

「いっぱいやる!」「ぜんぜんしない!」「1週間に1回」ではなく、ほどほどの運動を毎日継続する事を心がけましょう(^-^)/