「體の話」一覧
運動機能トレーニングの原点!
2017年8月4日
産まれたばかりの赤ちゃんは、当然歩けません。
身体中グラグラで安定していません。
脚を見ると、立派なO脚です。
人の運動機能のスタートはここからになります。
3ヶ月で首が座り、6ヶ月で腰が座り、10ヶ月でつかまり立ち、12ヶ月でなんとか歩き出し、2〜3才までよちよち歩き、4〜5才で駆けっこ出来るまで成長し、6才ぐらいでO脚が正常脚になっています。
月日を重ね、少しずつ運動機能を向上させ、正常と言われるレベルまで発育します。
この間、行なっている運動そのものが、ロコモと言われる運動機能障害の改善のコツになります。
言い換えると、それ以外の運動は必要ないとも言えます。
極端な言い方をすると、赤ちゃんはO脚で不安定だからサポーターをつけた方が、安定して良い!とか
よちよち歩きを、フラフラしてるから杖をついた方が安定するから良い!とかには決してならないわけです。
乳幼児がやっている、うつ伏せで頭を上げる運動や寝返り運動、仰向けで手足をバタバタする運動、うつ伏せでのずり這いやたか這い、つま先立ちや軽く膝を曲げ伸ばしする屈伸運動など、
特に大変では無い、軽い運動強度の行為を繰り返し繰り返し行う事で、脳の制御機能と重力に逆らい姿勢を保持する筋肉を手に入れています。
身体に痛みや運動機能に問題がある方は、問題の場所のストレッチや筋トレをする前に、運動機能の原点に刺激をしてはいかがでしょうか!
基礎的な運動機能の改善が、痛みを改善する一番の近道ですよ(^-^)v
足を組む事は良いこと?
2017年8月1日
足を組むと骨盤がズレる!
よく耳にする話ですが、本当のところどうなんでしょう?
確かに足を組むと骨盤は捻れます。
しかし、そもそも何故組みたくなるのでしょう。
それには、明確な理由が存在します。
要するに足を組まなければいけない理由があるからです!
1.筋肉に疲労が生じ、座っている姿勢を保持出来なくなる。
2.血管の圧迫を解放し血流を確保するため。
3.腰椎から出ている抹消神経の圧迫を解放するため。
4.腰椎の中を通る脊柱管の狭窄を解放し、脳脊髄液の循環を確保するため。
など‥理由をあげることができます。
だとすれば、足を組む事によって身体にとって起こるマイナスの要素は無いと言えます。
例えば正座をしていて足が痛くなった時、身体を捻ったり前後に揺らしたりされますよね。
それにより足のシビレを防いでいるわけです。
理屈は一緒です!
足を組むことは決して悪い事ではありません。
イスに腰掛ける時間が長く、足を組みたくなった時は、組んだ方が身体にとってはプラスに作用します。
足を組むと身体に悪いと聞いたからと言って、無理に組まない様にしない事をお勧めします。
お勧めする一番良い方法は、組みたくなった時に立ち上がったり横になったり姿勢を変える事です。
身体が姿勢を保持する限界を教えてくれていると考えれば、身体の声に従い行動する事が最良と言えます。
最後に、身体の運動機能が良好な方は足を組みたいと思いません。
何故なら、組む必要が無いからです。
そういった身体を目指しましょうね(^-^)v
梅雨ですね!
2017年6月22日
6月も終盤ですが、ようやく梅雨らしくなってきましたね。
この時期は湿気が多くなり、その影響で体がだるい・すぐ疲れる・やる気がでない・お腹の調子が悪いなど、さまざまな症状が出てきます。
東洋医学では、『湿邪』と言い体内に冷えをもたらすと考えられ、血流や水分排出の異常により問題が起きると考えられています。
この時期を快適に過ごすポイントは・・・
身体を積極的に動かしたり、シャワーではなくお風呂に入り、身体の中の余分な水分を汗として出す事。
食養生では、とにかく食べ過ぎないこと、また生もの(刺身)や冷たい物を出来るだけ少なくし、温かいものを身体に取り入れる様に意識してみて下さい。
なんとなく身体が疲れやすいと感じている方、体調が安定しますので、ぜひ試してみて下さいね (^O^)/